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ここでは、注文住宅を建てた後にかかる住宅の維持費やそれ以外のお金のことについてまとめています。
住宅ローンの返済に気を奪われがちですが、それ以外にかかる費用についても知っておくことで心とお財布に余裕のある生活が送れるでしょう。
まず、忘れてはいけないのが住宅ローンです。毎月かかる固定費ですが、無理のない範囲で支払えるようにしておきます。そして、生活が落ち着いてきたら繰り上げ返済などを視野にいれて、見直すといいでしょう。
また、住宅ローンには借り換えという方法もあります。より安い金利のローンやキャンペーンなどを利用することで、毎月の返済が軽くなるものです。家を建てる当初と金融事情が変化した場合は、借り換えも1つの手段として考えておきましょう。
なんといっても税金で代表的なのが、固定資産税です。固定資産税とは、毎年1月1日の時点で、土地や建物を所有している場合に課せられます。そのため、持ち家から新たに注文住宅を建てて引っ越した場合、1月1日の時点で両方を所有していたとされれば、2件分の支払いが発生します。家を建てる、売却するタイミングに気を付けましょう。
固定資産税の評価額は、3年に1回の割合で見直されます。土地・家屋の評価額は、建築されている場所や各種自治体により異なります。
深谷市の場合の税率は、評価額の1.4%です。評価額の総額が1,200万円なら、その1.4%である168,000円が税金となります。これはあくまで目安ですので、詳細な金額などは細かくシミュレーションしてみてくださいね。
深谷市の場合、新築の注文住宅には、軽減措置があります。以下の要件に当てはまるように建てて節税する方法もあります。
深谷市では、都市計画税があります。税率は、平成20年以降0.15%となっています。固定資産税と同様に、一括納付が可能です。なおこちらも軽減借置の特例があり、手続きをすることができます。
ローンの返済に気を取られて、忘れてしまいがちなのが「修繕費用」です。施工会社により、一定期間であれば無料で対応してくれる場合もありますが、長く住めばそれだけ経年劣化による不具合は避けられません。修繕が必要なものは、緊急性の高いものから、緊急性の低いものまでさまざまあります。
修繕費用の予算は、修理する場所にもよりますので、一概にいくらとは言い難いです。しかし、屋根や外壁などの外回りの工事の場合、まず足場を組む関係で足場代だけでも、20万円位が相場です。工事業者によるので、複数の会社で相見積もりをするといでしょう。
また、屋根や外壁などの外回りなどは、10年間くらいが経年劣化の1つの目安と言われています。そういった意味で、10年を目安に外回りの工事を一括で行い、住宅性能保証の延長をしている住宅メーカーもあります。
大体の目安ですが、外壁塗装は100万円、屋根塗装は50万円、水回りの配管の交換などで20万円といった感じになります。つまり10年間を目安に、100万円から200万円くらいの修繕費用を用意しておくのが安心といえそうです。
住宅ローンとは別に修繕費として、月々1万円くらいを目安に、積み立てておくと良いでしょう。また、修繕費を抑えるために、劣化しにくい建材を使用する・修繕しやすい設計にするなど、建築段階で考えておくのも1つの手です。
住宅に関する保険というと「火災保険」「地震保険」「家財保険」の3つがあります。優先順位は「火災保険」→「地震保険」→「家財保険」になります。
火災保険は住宅ローンを契約すると、完済までの期間は必須で契約する事になります。ちなみに地震保険はオプションです。
地震保険は高額なため、加入しないという話もたまに聞きます。しかし、万が一に備えて、地震保険にも加入しておくことをおすすめします。
たとえば、地震で家が住めない状態になったり、高額な修繕費用が必要になったりした場合、住宅ローンを払いながら、そうした費用も払わなくてはいけません。また、地震が原因で起こった火災は、火災保険は対象外です。大変な状況に陥らないためにも、地震保険にも加入しておくのが賢明といえます。
ちなみに地震保険は、地震保険単独では入ることができず、火災保険とセットになっています。その他、家財が破損した場合に保障が受けられる、家財保険と言うのもありますので、セットで検討してみると良いでしょう。
新しい地域に家をかまえた場合、定期的に自治会費がかかる場合があります。地域によって自治会費の内容は様々です。会費は、数千円のところもあれば、数万円のところもあります。
ゴミ置き場の清掃やイベントなど、地域で豊かに暮らすためには欠かせません。住みたいエリアが決まった時点で、自治会についても調べておくと良いでしょう。
アパートやマンションに比べて、戸建ての住宅は光熱費がかかります。これは、冷暖房を使用するフロアが増えるためです。床暖房付きの住宅の場合、さらに光熱費がかかります。
そこで重要になってくるのが、建物の気密性や風通しの良さです。また、ZEH(ゼッチ)のように、光熱費ゼロを目指す住宅にするなど、施工の段階で「どうすれば、月々の光熱費をお得にできるか」を考えておくことも必要でしょう。
一戸建ての平均的な維持管理費用は、家ごとにさまざまです。暮らしている人数、家族構成、家の構造など、色々な要因によって変わります。
そこで、最低限必要な「税金」「火災保険」「必要最低限の修繕費」で、年間に必要な維持管理費を算出してみました。
固定資産税の目安は1年で、10万円から15万円です。火災保険は、1年で1万円から2万円。修繕費は10年に1回、大体100万円から200万円といわれているため、1年で10万円から20万円の積み立てが必要と考えてみましょう。
ざっと、最低限の金額を1年間で見積もると以下のようになります。
1年間の固定資産税(10万円)+1年間の火災保険(1万円)+1年間の修繕費(10万円)=21万円
つまり、月々のローン返済額の他に、年間で21万円は必要ということになります。月に直すと1万7500円。約2万円ほどが、維持費になります。
修繕費は経年劣化というものを考えると、年数が経てば経つほど高額になります。
基本的に修繕費は、緊急性の高いものを中心に、10年に1度の割合でメンテナンスをすると考えて予算を組んでおくと安心です。
どのくらいの修繕費用が必要か、施工会社に聞いておいてもいいですね。
深谷の施工に対応している
おすすめの注文住宅会社3選
2023年7月20日時点のGoogle検索「深谷市 注文住宅」でヒットしたすべてのサイトのうち、公式サイトがヒットした注文住宅会社を対象として調査を実施。深谷市の施工に対応しており、土地探しから設計・施工まで一貫対応できる会社の中でも、2022年度のZEHビルダー評価制度の星認定を受けている旨を確認できた会社(3社)を厳選して紹介しています。
【ZEHビルダー評価制度について】
省エネルギー性能が高い家づくりに対して、どれだけ実績があり注力しているかを評価するための制度。運営しているのは一般社団法人環境共生イニシアチブ。6つの評価項目が設けられており、クリアした項目の数に応じて星認定が与えられます。
引用元:岡田工務店公式HP(https://g-labo-house.com/works/2021/12/new-18.html)
★★★★★★
100%
引用元:株式会社石田屋(https://ishidaya-net.co.jp/example/vol1020/)
★★★★★★
75%
引用元:株式会社渋沢公式HP(https://shibusawahome.com/works/post-302/)
★★★★★★
50%
【選定条件】
(1)深谷市に対応している会社
調査対象の内、深谷市に拠点がある会社、又は対応エリア/対応地域/施工エリア/施工地域/営業エリア/営業地域等の情報から深谷市に対応している旨を明記している会社を選定しています。
※施工エリア:埼玉県としている会社は、一部地域(深谷市)に対応していない可能性も考えられるため選定から除外
(2)土地探しから設計・施工まで一貫対応できる会社
(1)で選定した会社の内、以下3つをすべて確認できた会社を「土地探しから設計・施工まで一貫対応できる会社」として選定しています。
・不動産(土地・建物)を扱う上で欠かせない「宅地建物取引業免許」の番号
・管理建築士が常勤で在籍している「建築士事務所(一級建築士事務所)」の登録番号
・注文住宅の施工を手掛けるうえで欠かせない「建設業許可」の番号
(3)ZEHビルダー評価制度の星認定を受けている会社
(2)で選定した会社の内、一般社団法人環境共生イニシアチブの公式サイトにて、2022年度のZEHビルダー評価制度の星認定を受けている旨を確認できた会社(3社/星認定評価が高い順に掲載)
【ZEHビルダー評価の星認定/新築戸建住宅のZEH普及実績】
すべて2022年度の認定・実績
参照元:一般社団法人環境共生イニシアチブ公式サイト(https://sii.or.jp/zeh/builder/search)
【調査時期・調査方法】
2023年7月20日時点・編集チームによる独自調査
深谷市の施工に対応している中でも、省エネ・創エネを実現する実力派の注文住宅会社(3社)を厳選して紹介しています。