諸費用

注文住宅を購入する際には、住宅の購入費用のほかに、諸費用といったものがあるのは、ご存知でしょうか？

予算を組んでいたけど、諸費用を念頭に置いていなかったために、思っていたよりも出費がかさんでしまっては、せっかくの新居ライフが心底楽しめません。それでは、もったいないですよね。

今回は、そうならないためにも、その辺を詳しく説明していきたいと思います。

忘れてはいけない！家を買う時にかかる諸費用の存在

家を買うとなると単純に、家の価格だけを考えがちですが、実際には家の価格以外にも購入の手続きにかかる初期費用や、購入した後にかかってくる固定費などがあります。

そして、諸費用というものは、住宅ローンの金額には含むことができず、現金で支払うことが多いので注意が必要です。

購入費用以外に必要な諸費用について、見ていきましょう。

注文住宅を購入する際にかかる諸費用

申込証拠金

申し込み証拠金は、気に入った物件を見て購入しようと思った時に、最初に支払うお金です。おおむね一万円から十万円が相場と言われています。そして、契約した場合は、購入費の一部に充当されます。会社によって、申し込み証拠金が必要のないケースもあるため、依頼する会社に確認しましょう。

手付金

手付金とは契約を前提として、売主に対して支払うものです。支払った手付金は、購入額の一部に充当されます。ちなみに契約を破棄しても返金されません。

印紙税

印紙税というのは、売主と交わす契約書に貼る形で支払う税金のことを指します。切手のような形をしていて、郵便局やコンビニで購入できます。契約書を交わす際には、用意されていることが多いでしょう。ちなみに契約の金額に応じて金額が変わってきます。

主に住宅で必要とされるのは、以下の３つの契約書です。

• 不動産譲渡契約書 →（土地や土地と建物を売るときの契約書）
• 設計工事請負契約書 →　（工事をする時に作成する契約書）
• 金銭消費貸借契約書 →（金融機関からローンを借りるときの契約書）

契約書それぞれに印紙代がかかってきます。ちなみに契約書は契約を結ぶ人同士が、1通ずつ作成します。つまり売主と家を買う人ということで、一契約につき、２通作成するのが通常です。必要な契約書を2つ用意し、それぞれに印紙を貼ります。

仲介手数料

仲介手数料は、仲介会社を通して物件を購入した場合、仲介会社に支払う手数料のことを指します。こちらは上限額が存在します。仲介会社を通さずに購入した場合は、もちろん仲介手数料は発生しません。

注文住宅の場合は、土地の購入に関して仲介手数料が発生するでしょう。その場合の仲介手数料は、『売買価格 × 3％＋6万円＋消費税』で算出されます。物件の場合は、400万円以上の場合に、同じ計算で算出されます。

不動産取得税

不動産を購入したときに、一度だけ支払う税金です。軽減借置があり、税額が0になる場合もあります。また、ある一定の要件を満たし、取得の日から定められた日程以内に申告すれば、軽減される場合も。深谷市で注文住宅を建てた際は、埼玉県に支払います。窓口は、熊谷県税事務所です。

固定資産税

固定資産税とは、毎年1月1日の時に、土地や建物など不動産の、所有者に対して課せられる税金のことです。住宅購入の場合は、引き渡し日を目安に日割計算をして、売主に支払う場合もあります。

税金関係は控除や優遇される場合もありますので、建築会社や深谷市に問い合わせてみるといいでしょう。

登記費用

登記費用には、登録免許税や司法書士への報酬などがあります。不動産の所有権を保存・移転する際には、抵当権設定登記が必要です。

ローン契約時にかかるお金

印紙税

ローンの契約時に印紙を貼る形で、支払う税金のことを指します。こちらに関しては契約金額によって金額が変わってきます。

ローン借り入れ費用

ローンの借り入れには、事務手数料やローン保証料、団体信用生命保険特約料、火災保険料等が必要です。こちらは金額や金融機関商品によって、金額が異なります。

その他かかる費用

水道過入金

新しく水道を利用するときに、必要になる場合があります。工事費として20万円から50万円、水道を利用するための申し込みなどの費用も別途必要です。

深谷市の場合は、以下のように料金がかかります。

引っ越し費用

引越しの費用は、今住んでいる所から新しい所に、引っ越すための費用です。自分でするなど、荷物の少ない場合は、節約できることもあります。また、引っ越すまで仮住まいが発生するようでしたら、その分も必要になるでしょう。

家具購入費

新しく家を購入するにあたり、家具などを新しくしたり、カーテンや照明などを選ぶ場合の費用です。こちらも、必要最低限の仕様にしておいて、入居してから自分達で少しずつ増やすなど、節約する方法もあります。

注文住宅を建てる際に発生する費用

地盤調査や地盤改良

注文住宅の場合は建売住宅と違って、地盤を調べるための調査費用が必要です。また、調査の結果によって地盤改良が必要な場合には、別途に工事費用がかかります。

その他、古い建物が立っているときは、解体費用が必要なケースもあります。

地鎮祭や上棟式

注文住宅は建売住宅と違って、地鎮祭や上棟式など工事にかかわる儀式があります。その分の費用が発生する場合もあるでしょう。

設計費

設計士に設計を依頼した場合は、家を購入する金額とは別に設計費がかかる場合があります。施工を依頼する会社が設計まで行うのであれば、住宅の購入費に含まれていますが、外部に委託する、頼みたい設計士と施工事務所が別である、と言った場合には、設計費が発生するでしょう。

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注文住宅を買う時にかかるお金の注意点

新築は消費税がかかる

新築の一戸建ての建物部分には、消費税がかかります。ちなみに土地や、個人が売主の中古の住宅などには、消費税はかからないと言われています。

頭金は諸費用分が残るかを確認

家を購入する時に、誰でも思い浮かぶのがローンの頭金です。家を購入する際に、現金で払う部分のことをいいます。物件価格の2割程度が相場と言われています。

最近では頭金が0円の住宅ローンもあり、頭金を支払わずにローンを組むこともできますが、その分借り入れ金額が増え、毎月の返済料がアップします。後々の生活が厳しくならないように、その辺は慎重に見極めましょう。

諸費用は、頭金とは別です。印紙代などの諸費用は現金で支払うのが原則で、金額も大きくなります。頭金を払ったが故に、諸費用が払えないという状況がないように、この辺も注意が必要です。

諸費用を視野にいれたマネープランニングを

往々において諸費用の必要な額というのは変わってきます。一般には新築の注文住宅で、土地建物総額で物件の10%から12%と言われています。

しかし、実際の購入金額や相場状況によっても額が変わってきますので、正確な金額は不動産会社の担当者に聞いておきましょう。

そして、住宅を購入した後には、毎月の住宅ローンの返済や、後々の住宅のリフォームなどの維持管理費が必要です。また、固定資産税も毎年かかってきます。

余裕を持った生活を送るためにも、無理のない支払い計画を立てましょう。

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